妊娠前にマッサージやエステやリラクゼーションに行く習慣がなかった方でも、産後の体の変化や体がいつまでも元に戻らない不安感で、はじめて整体、カイロプラクティック、骨盤矯正を利用する、という方も多いかと思います。
でも、次回予約を強く勧められるのではないか、回数券を買わされるのではないか、どんな流れなのか、とご心配な方もいらっしゃるかと思います。
そこで
・骨盤矯正の頻度とトータル回数について
・流れについて
・経過と終了の目安について
についてまとめてみました。
骨盤矯正と一言で言っても、施術方針、施術する人の考え方、店によって様々です。
そして、お客様一人一人にも体の個性があります。
ここで紹介しているのは、医療系の国家資格を持たない、ただただ女性がリラックスして美しくなってほしいと願うセラピスト、私個人的な一つの考え方として参考にしていただけたらと思います。
育児中のママの外出できる余裕なども踏まえ、大まかな目安として2、3週間に1度のペースで産後半年以内に6回。がよろしいかと、個人的には考えております。できたら週2(月2回)受けていただけると効果を実感できると思います。
8年前の当店オープン当初は、妊婦産後整体スクール、整体院勤務時代に習った通りに、週1ペースで2月以内で6回ご利用いただくペース、でご案内しておりました。
しかし、その数年後私自身の出産があり、週1ペースでどこかに通うって、里帰りでもしてない限りきついな、と感じました。上のお子さんがいるお客様は、子供が風邪ひいたとかで、なかなか週1って難しいのではないでしょうか。
その上、数年前に始まったコロナ禍。お客様がなかなか外出がままならない中、乳幼児のいらっしゃるママに週1ペースでのご来店をおすすめできず、来店頻度を見直し、1年程かけて現在のスタイルになりました。
当初習った手技よりも、更に施術効果の継続性のある、もちの良い施術にできないか、また違うスクールで骨盤や骨格調整の講座を受講し、手技を見直し、あれこれ工夫していく中で、現在の月2ペースに落ち着きました。
施術の前後でお客様の骨格と姿勢バランスの変化やサイズ測定を毎回しており、ここ2、3年のデータが集まったところで、2、3週間に1回でも効果はしっかり出る、いい状態をこのペースでもキープできる、という経験ができております。
もちろん2ヶ月で6回ご来店いただいて、その後月1ペースに変える、という頻度がお体に合う方もいらっしゃいますので、初回で次回来店の目安をお伝えしております。
トータルの利用回数は、月2、3回くらいのペースで、産後半年までに6回ご来店いただいて、その後も抱っこや添い寝やで育児による違う歪みが出てくるので、月1のメンテナンスは産後1年の間は継続したほうが良い。ということで、産後1年経つまでに10回位、を一つの目安にしています。
もちろんその後も、一般の骨盤矯正としてご利用いただけます。ありがたいことに、5年以上のお付き合いのお客様も沢山いらっしゃいます。
流れや経過については、お客様それぞれ個人差があるので、ビシッと伝えられないのですが、
・どんなお産だったか(骨盤低部のダメージと腹部のダメージの違い)
・妊娠経過はどうだったか(安静期間があった方は筋力低下)
・産後どれくらい経過しているのか(靭帯の柔らかさが違う)
・何人目の産後なのか(日頃の活動量が違う)
・元々の骨格や体(関節の柔軟性、姿勢バランスや動きのクセ)
このように骨盤矯正の施術は個人差が大きく、どんな施術や流れがベストなのか実際のところ、私自身もその方のお体に実際触れて、体の変化や施術の響き方の様子を試さないことには、施術の流れと、全10回だったとして、どんな10回の流れにしていくか、決められないところではあります。
ある人は、腸腰筋の強化が最終目標だったり、ある人は、土台となる下半身、股関節調整や脚のねじれを取ることが目標だったり、
ある人は、胸郭を整えることが目標で、骨盤よりも肩甲骨や頸椎や胸鎖関節に重点を置く場合もあります。
体が年齢を重ねていく中でどんな状況になっても、最終的には骨盤や骨格全体が勝手に締まってくれる体を作りたいので、全身で調整していくイメージを持っていただけたらと思います。
骨盤矯正による変化は、大体、みなさん1センチから2センチくらいヒップサイズが締まります。左右差もなくなります。
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理想的なのは施術と施術の間の期間にもサイズダウンしてくれること。リバウンドなく。それには、やっぱり自宅で骨盤ベルトを締めるだけだったり、骨盤だけギューギュー締める施術でなく、全身で調整した方が良いと考えています。
なぜかというと、妊娠中に骨盤が緩んでいく時も、骨盤だけで広がるわけではなく、骨格全体で広がって緩んでいくわけですから、みなさんが気になる腹部や臀部を締めるのも、体全体で締めた方が早い、というイメージです。
一方で、人の体は必要があって歪みが生じる、という見方もあります。
なので、完璧を求めると逆に施術による怪我や事故に繋がりかねませんので、施術中のお客様の体の反応を感じとりながら、適度な刺激量で進めていきます。
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そして産後骨盤ケアが終了し、一般骨盤矯正に変わる目安。サイズダウンの変化がなくなった時。脊柱のアーチや、立位の頭の位置など姿勢バランスが綺麗になった状態を維持できている時。初回で「〇〇を目標にしましょう。」と伝えた、体の課題がクリアされた時。不快感がなくなった時。体に安定感が感じられた時。様々です。
産後1年以上経った方が受ける、一般骨盤矯正と産後骨盤矯正の違いは、イメージとして、産後は骨盤を怪我したような状態から体を再構築するイメージ。産後ではない方は、日常生活からくる歪みを整えて、疲労を貯めにくい体にしていくイメージです。
最後ですが、エステ時代の売上ノルマと、有効期限切れの回数券トラブルがツラすぎた思い出があり、今のところ当店は都度払いです。あまり縛りがなく、お客様にメリットが大きい回数券を考えついたら、作成検討中です。
お子さんを預けるご都合などご事情もそれぞれございますので、次回来店の目安はお伝えしますが、施術後に次回予約を強くすすめることはございません。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。参考にしていただけると幸いです。
皆様の産後生活が笑顔に溢れるものになりますように。
ピン!ときたら、ご予約お待ちしております。
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